「四万十川 天然鮎のコンフィ」とは、四万十川の天然鮎を低温のオリーブオイルで煮込んだものです。コンフィとは、食材の風味を良くし保存性を高めるフランス料理の調理法のことで、世界でも最も古い「食材を保存する方法」のひとつです。
長い時間をかけてじっくり熱を通しているので、頭から尻尾まで丸ごとお召し上がりいただけます。オリーブオイルには鮎とハーブとの香りが移っており、パスタなどの料理にそのまま使用できます。
産地に行けば、鮎の塩焼きや甘露煮を買って楽しむことができますが、現在、市場に流通するほとんどの鮎は養殖です。天然鮎と養殖の違いは香りや風味です。鮎は「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれるほど、身体から香りが強く感じられる魚です。その香りや肉質は、鮎の育つ川の環境や食べるもの(コケやエサ)で大きく変わります。
四万十川の流域には湧き水が多く、支流以外の随所からも綺麗な水が供給されています。手つかずの山間から流れ込む湧き水は、ミネラルが豊富です。そのミネラル豊富で清浄なコケを食べて育った鮎は雑味なく、自然の旨みと香りを含んでいます。
鮎はよく「川を食べる」魚だと言われます。天然鮎はさまざまな川に生息していますが、天然だからと言って全ての鮎がおいしいとは限りません。やはり、川にエネルギーがあり、そのコケを食べる鮎がおいしいと言われています。
そのなかでも、「日本最後の清流」と言われる四万十川でできるコケを食べて成長した鮎は、独特のコケの香りを発し、「さすが、四万十の天然の鮎です」と多くの皆様に好評を頂いております。
鮎のコンフィは、ワインにも合う逸品です。鮎の料理と言えば、日本酒や焼酎に合う「塩焼き」や「甘露煮」とお考えの方がほとんどかもしれません。天然鮎のメッカ、四万十川に住む私たち自身もそのように考えておりました。
塩焼きや甘露煮などを「和」としたら、コンフィは「洋」のアプローチです。「鮎のコンフィ」は、フランスの鮎の産地や高級店でも親しまれる料理であり、現地ではワインと共に楽しまれています。
四万十川の天然鮎はもちろんのこと、四万十町で作られているこだわりの塩「山塩」、ローリエやタイムなどのハーブも四万十のものを使用しています。全てにおいて地元の風土と造り手を大切にと、ものづくりにおいて試行錯誤し、試作に試作を重ねて参りました。
レシピは、フランス現地で研鑽をつまれた東京赤坂のCROSS TOKYOの増山総料理長にご協力を頂き、オリーブオイルも各地のもので試作を重ね、鮎の豊かな風味を包み込んでくれるスペインのものに辿りつきました。これもスペインのローカルでオリーブづくりから大切に作られている生産者のオリーブオイルになります。
合わせてお楽しみ頂くワインは、ソムリエでワイン料理研究家の大橋みちこ氏とワインインポーターのモトックスの方々と、味わい・風土の合いそうな世界中のワインから厳選。フランスのロワール川流域の自然派のドメーヌのワイン「プイィ・フュメ」を選ばせて頂きました。ロワール川に面した葡萄畑は四万十同様に霧に覆われることもある美しい景色で、白い花や桃を想わせる香りでミネラル感も豊富、非常にクリアな味わいですが、肉厚さも感じられるワインです。四万十の鮎の香りとの交差はお互いの香りをより豊かに膨らませてくれる絶妙なマリアージュとなっております。
是非、四万十川の天然鮎とロワール川の自然が詰め込まれたワイン。川と川の風土が重なるマリアージュをお楽しみ頂き、四万十川の味わいを感じて頂ければと思います。
セット内容 |
四万十川 天然鮎のコンフィ 1尾(個包装) プイィ・フュメ 750ml 1本 |
原材料名 |
鮎(高知県四万十川流域産)、オリーブオイル(スぺイン産)、塩(四万十町産)、ニンニク、タイム、ローズマリー、ローリエ |
賞味期限 | 60日 |
内容量 |
250g(固形物150g) |
保存方法 |
要冷蔵 |
栄養成分表示 |
栄養成分表示
熱量 280kcal |
生産者名 |
ドメーヌ・タボルデ |
内容量 |
750ml |
原産国 |
フランス |
地方・地区 |
ロワール > サントル・ロワール |
品種 | ソーヴィニヨン・ブラン 100% |
ALC度数 | 13.5% |
キャップ仕様 | コルク |
種類 | スティルワイン |
色 | 白 |
味わい | 辛口 |
飲み頃温度 | 10℃ |
ボトルサイズ | (幅/高さ/奥行) 82 x 297 x 82 mm |
四万十川天然鮎のコンフィのお召し上がり方です。
ぜひ参考にしてください!
「四万十川 天然鮎のコンフィ」は、たくさんの方の協力を経て2018年に商品化されました。その開発には、ただ商品化するというだけでなく、たくさんの想いや田舎の課題解決に繋がる取組みになればという想いが込められています。
コンフィの開発秘話はコチラ